【Students Interview】
色の選択が楽になり、
ファッションコーディネートが断然楽しくなりました!
色彩生活カラースクール人気No.1の「マスターコース」を先日修了されたばかりのM.Hさんに、お話を伺いました。
1年間の学びを丁寧に振り返り、次のステップについてまっすぐに語られる姿からは、「マスターコース」での学びが、とても有意義で充実していたということが、強く感じられました。
M.H さん
小売業 WEB企画部門に勤務。当スクール「マスターコース」修了生。現在は「レベルアップクラス」在籍中。
趣味は1日1時間のウォーキングで、歩きながら思考の整理をしている。
手に入れたかった知識を習得!1年前の目標を実現。
「マスターコース(*1)」に入校した際、1年後の自分を想像し目標をたてました。
当時、私の一番の悩みのタネは「配色」でした。だから、①ファッションのコーディネートのマスター、②WEBマーケティングや資料作成における配色のマスターの2点を目標にしました。
今、1年間の学びを振り返ってみると、手に入れたかった知識を習得でき、目標が実現できていると思っています。
特に①のファッションコーディネートについては、自分の洋服選びが断然楽しくなりました。色彩生活カラースクールで学んだことで、流行色や様々なジャンルのファッションコーディネートを多角的に見ることができるようになり、積極的に感想を言えるようになったことは、大きな変化です。
また、授業の中でプロの配色を目にすることができたので、プライベートでも仕事でも色の選択が楽になりました。今は、新しい配色に積極的にチャレンジしています。
カラー提案を経験し、思考が変化。
現在は、小売業のWEB企画部門に勤務しています。前職は公益財団法人でWEB管理を担当していましたが、物を売る仕事をしたいと思い、実店舗とECサイト両方をもつ企業に転職しました。
主な仕事はECサイトの運用で、新商品の紹介やWEBバナーを作ったりしています。以前は全体の統一感を出すのが難しいと感じていましたが、色彩(カラー)の勉強をすることで、商品とイラスト、背景色の組合せについて、スキルアップすることができました。
一番大事なのは、バナーをクリック(タップ)してもらい、商品を買ってもらうこと。「魅力的な商品だな」「ちょっと買ってみたいな」と、お客様の気持ちをオープンにさせるようなバナーを作ることができるようになったのではないかと思っています。
また、色彩生活カラースクールで学んだことで、自分の思考にも変化がありました。
以前の私は、考えていることをそのまま言葉にし、100%伝えきろうとするところがありました。でも今は、自分の考えていることが、論理的かどうかを考えてから言葉にするようにしています。
「マスターコース」には、住宅や商品の色彩についてカラー提案を行う授業があるのですが、これまで私は「プレゼンテーション」というものを行った経験がなく、人前で提案をするという経験は初めてで、どうすれば良いか不安でした。でも授業の内容が、初めての私にもスムーズに実践できるよう考えられており、とても良い経験になりました。
商品色彩の授業では、商品を企画するメーカー内プレゼンの設定だったので、これまでの自分の発想を変える必要がありました。その際、先生から「カラー提案では、多角的な視点や客観的な視点も加えることが大切」と教えていただき、すごく納得しました。
この経験をきっかけに、自分の思考を改めて分析してみると、これまでの自分はかなり感情に偏った伝え方・話し方をしていたなと気づきました。
今は、仕事上でも「あ、今の話し方は論理的ではなかったな」と冷静に振り返ることができています。
洋服のコーディネートが、断然楽しくなった!
色彩(カラー)を学び、洋服の配色を考えるのが、すごく楽しくなりました。今日も、自分で調べたトレンド情報を取り入れコーディネートしています。今日着ているスカートのような鮮やかなグリーンは、これまでチャレンジしたことのない色ですが、ネイビーのトップスと合わせることで、意志のある自分に見せられるように思って。自分で意図をもって色を選べるようになったことは大きな収穫です。
目下の課題は「シルエット」。シルエットとは体型的なことだけでなく、着こなしのシルエット。コンプレックスを隠す方向ではなく、積極的な着こなしができるようになりたいなと思います。
最近はよく、家族にもコーディネートのアドバイスをしています。家族も一緒に、素敵なコーディネートができるようになれるといいな。
魅力的な色の表現に心惹かれる。
今回、このインタビューを受けるにあたり、「自分が初めて“色”を意識したのはいつ頃だろう?」と、幼い頃のことを思い出してみました。
私の実家には広い庭があり、その庭の池の側に明るい灰色の大きな石がありました。でもそれは石ではなく、実はお餅つき用の臼。小学生の頃に初めてそのことを知り、家族でお餅つきをした時は「自分の家でこんな面白いことが起こるなんて!」と、とても嬉しかったのを覚えています。
庭には色とりどりの花が植えられていたし、池にはきれいな色の鯉も泳いでいたのですが、地味ながらもちゃんと役目のあるその石の色は、私にとってはとても印象深い色です。雨に濡れると、少し落ち着いた色に変わるのも、趣があって好きでした。今でも、雨が降るとよくその石のことを思い出します。
最近は読書の時間が増えました。特に、舞台が明治時代や大正時代の本をよく読みます。近未来を題材にした作品も好きです。今は、そこに色の表現がどのように出てくるのかに注目して読んでいます。好きな作家さんの短編小説に、 “藍色のコンタクトレンズ”という表現が出てくるのですが、その表現がとても美しく心惹かれました。それ以来、ちょっと藍色にはまっています。虹の色をモチーフにした短編小説もあると聞いているので、ぜひ読んでみたいです。
次のステップは、学び得た知識・スキルを仕事で強化すること。
「マスターコース」では初めてカラー提案(プレゼンテーション)を経験し、ドキドキしたけれど、やれて良かったなと思っています。だから、「マスターコース」修了生が対象の「レベルアップクラス(*2)」を受講することにしました。そこで、他の方のカラー提案にもっと触れ、自分の新たな課題を見つけていきたいです。
仕事上での次のステップは、色彩生活カラースクールで学んだことを仕事でさらに強化していくことです。例えば、サイトの使いやすさや、購入する・しないの選択などECサイトを利用するユーザの一連の体験にも、配色をはじめ色彩に関する総合的な知識が必要だと感じています。
バナーを作り、お客様にクリック(タップ)してもらって終わり、ではなく、サービスをトータルで考え、提供し、お客様に心地よさを感じてもらう。例えばですが、ECサイトのコーポレートカラーと、商品を梱包する箱のカラーを合わせ統一感を出すことでも、商品を手にするお客様に世界観が伝わりますよね。そういう心地よさを提供していきたいです。これから「レベルアップクラス」で学ぶことは、そういったところにもつなげていきたいな、と思っています。
もうひとつ。今年、色彩検定1級(*3)にチャレンジします。「レベルアップクラス」と並行し、「色彩検定1級合格講座」も受講します。今、時間は十分にあるので、合格に向けて頑張ることはもちろん、よりステップアップできるよう取組んでいきたいです。
(2020.7.30)
(*1)マスターコース
最新の色彩(カラー)スキルを、総合的・体感的に習得できる。一つのコースで、インテリア・住宅、ファッション、心理、フラワー、マーケティング・企画と、様々な分野にチャレンジできる。はじめて学ぶ方も、自分の可能性・適性が発見できる、色彩生活カラースクール人気No.1コース。
(*2)レベルアップクラス
「マスターコース」卒業生が対象。習得した高度なスキルを定着させ、さらに磨きをかけるコース。色彩(カラー)の視点に加え、形態面・素材面とトータルコーディネートが学べる、色彩生活カラースクールならではのハイレベルクラス。
(*3)色彩検定1級
文部科学省後援 色彩検定の中で最もレベルが高いスペシャリスト級。カラーマーケティングや、商品のデザイン評価など、専門性の高い内容で、色彩(カラー)のスキルや専門性の証明として、インパクトのある資格